- 2009年8月 6日 18:45
- メタボリックシンドローム基礎知識
下腹の出た人をイメージして「太っていると何かと不健康そうだし...」という想像はできるものの、何故太っていると命の危険があるのか?と考えてしまうと思います。
ただし実際には「ただ太っているからというだけで、メタボリックシンドロームの危険があるわけではない」のです。どういうことでしょうか?
肥満が死のリスクを高める!
肥満になると、脂肪組織や筋組織で糖を取り込み能力が低下します。
すると常に体内で血液の中に糖分が余っている状態=血糖値が高い状態が続きます。これがいわゆる「高血糖」です。そして肥満は高血圧も起こしやすく、さらに中性脂肪は高脂血症を起こします。
つまり、肥満が原因で 高血糖が血管を痛ませ、高血圧が血管を傷つけ、高脂血症が血管の内側にコレステロールを溜めて血流を悪くさせる状態に陥ります。となれば、起きる事はただ1つ「動脈硬化」の症状です。
血流が悪くなる事で酸素や栄養物が細胞に供給されにくくなり、体にさまざまな障害が起こります。さらに進行すると血液のかたまりなどが詰まり、そこから先に血液が流れなくなり、生命に関わる危険な病気を全身に引き起こすのが動脈硬化の怖いところです。
そしてこの血液や血管異常の怖いところは「悪くなっていても自覚症状が無い」ということです。ただ太っているだけと放っておいて、心筋梗塞や脳梗塞の発作を起こしてから体内の異常に気づいても遅いのです。
「内臓脂肪型肥満」「高血糖」「高血圧」「高脂血症」は、死の四重奏とも呼ばれ、互いに合併しやすく、複雑に絡み合い相乗的に悪い方へ作用してしまう事が分かっており、特に内臓脂肪型肥満が進むと、残り3つの病気も併発しやすくなり、症状が加速的に悪化し、放っておくと重篤な病気へと進行してしまうのです。
逆に言えば「高血糖」「高血圧」「高脂血症」はメタボリックシンドロームの氷山の一角にすぎないとも言えます。氷山の一角であるそれらの薬で治しても、その下にある内臓脂肪型肥満を改めなければ、メタボリックシンドロームの解消やメタボ対策にはならない、という訳です。
メタボリックシンドローム症状の怖い所は
◎自覚症状が無い
◎肥満が血管異常を起こしやすい
◎そして内臓脂肪型肥満の状態で血管異常を2つ以上起こしていると、死のリスクが高くなる
という点につきます。
メタボ対策としてメタボリック シンドローム 予防策を考えるには、このことをよく知っておきましょう。
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